早春のトスカーナ紀行

Mar.2005

私の所属するロシア民謡のコーラスグループで指導と伴奏をしてくださってる先生とそのお仲間の トリオ プラス 演奏旅行を追っかけて イタリアのトスカーナを旅行してまいりました。とても優しい心にしみる音楽でイタリア人の心にも届いたようでした。 バルガ という小さな町の小さな オペラ座 での演奏は夢の世界でした。この町の誇りなんでしょうね。音楽際も行われているようです。(ネットにありました。)その他 素敵な人との出逢いと美しい景色を堪能した旅でした。
旅での出来事を書きたいのですがネット上ですので いろいろご迷惑がかかるといけないので 景色だけを掲載いたします。まだあまり花は咲いていませんでしたけれど 水仙やクロッカスは土手に小さく咲いていました。木の芽は芽吹き 春本番は直ぐそこという感じでしいた。
  標高450mぐらいのところのこの城壁に囲まれたバルガ市は雪が降ったばかりでまだあちこち残っていて寒かった。ホテルも寒くて眠れませんでした。でも景色は何度も行ってスケッチしたり もっとゆっくり歩いてみたい所です。 フィレンツェ ルッカ も何もかもおしゃれでまだ夢の中です。 フィレンツェ のリッチな5星の ホテル・ビラ・コーラ のロビーでお茶だけしました。その後少し降りてきた所で撮った写真かな?。 ミケランジェロ広場 からかな?遠くにベッキオ橋が写っています。色がすきな写真です。



バルガの町に行く途中立ち寄った レオナルド・ダビンチ が生まれた ビンチ村の博物館は ものすごくおもしろい所です。思いがけなく私のマニヤックなアンテナを刺激する所でした。ツアーには無い所ですが大真面目に物理が好きな人や クスッと笑いたい人 両方必見です。3回目のイタリアぐらいの人からのコースかもしれません。





  イタリアの古い町は 城壁 に囲まれていてその昔は隣の町と戦争をしていて敵国って感じだったそうです。だからサッカーでもおらが町のチームを応援するし 隣町のチームは大嫌いなやつらって感じでしょうか?だからバルガでルッカの話をしてもいい所だなんて誰も言わないのかもしれない。バスで1時間もないの近い距離なのに。もし次回があったら電車に乗ってみたい。



  バルガの古代 ローマの上水道。 昔の人の知恵やセンスを感じる水道はいろんな場所、他の国でも見ました スペインのトレドにもあったかな?フランスでも確かありました。この近くの バール でワイン買ったんだけど赤はものすごく大きいビンしかなくて ホテルに戻って他の部屋におすそ分けしてる時に 添乗員さんに会ってしまって、えらく酒好き 女に思われて翌日のバスの中でいやみ言われちゃったけど 仕方ない。ワイン本当に安かったし ここに住んだら私はアル中になりそう。サラミ、チーズと生ハムがおいしくて 体調悪くてパスタもピザも受け付けなくなった私にはレストランよりありがたかった。


  バルガからちょっと山を登った所にある貴族の館で市長主催の歓迎のパーティーを開いてくださり 翌日は標高 1300m の山の 峠のレストラン で こちらのお返しのランチ。でもあまりにくねくね道で酔ってしまいました。何も食べられず悔しかったので写真撮ってみました。

 バルガを離れる朝、詩人 パスコーリ が住んだ館(今は博物館)を訪れた私はぜんぜん不勉強で知らなかったけれど後で調べたらすごい人でしたがこの時は知らなかったけれ、どこわかないのでアンチークの家具やタイプライター等の趣を見るだけでも充分楽しめました。

 これはバルガからルッカへの途中にあったんだけど 悪魔の橋( Ponte del diavolo ) この橋に登って歩いた女性がいたけれど 私にはそんな勇気はありません。たぶん手すりがないんですから。でもこの辺安野光雅さんの世界で いつかぜったい汽車で通ってみたい!!


 やっと来ました憧れだった ルッカ 。友人のロシア人の画家さんが描いたここを描いた絵を見た日からどんな所かと想像してました。ツアーには無いコースだけどすごく好きな場所になりました。城壁に囲まれて 時間が止まったよう空間。骨董の店とかゆっくり歩いてみたかった。

アイスクリームケーキとチョコレートが美味しくて英語が通じるおじさんのいるピアッザ・サンカルロ。特に私達を魅了したのはたぶん ほうずき にチョコをコーチングした(葉っぱがちょこっと出っ張ってて可愛いの)。それと無口なお兄さんが丁寧にひもを一つずつトゥルトゥルにしてくれまし

た。チョコは写真に撮ってないけど ランチは撮ってました。ホテルから近くて美味しかったので3回も使ってしまいました。このお店にはカプチーノにこんな事するバリスタがいたのかな?イタリアでは特別じゃないのかもしれないけど?食欲ない私には幸せなランチでした。

 このおば様も何度も愛犬にモデルを御願いしてくれて優しかった。この笑顔、愛犬が可愛くて可愛くて仕方が無いんですよね。名前はペキン(イタリア語でベイジーンとか言ってたみたい)中国原産なんでしょうね。その上 私をチャイニーズだと思ったんですね きっと。大して違わないからいから無理もないです。
 ここでも人生の一番の友は わんちゃん ですね。ちょっと人生にくたびれた(でも優しかった。私が犬好きをわかって この老犬にお腹を出させてシャッターチャンスを作ってくれました。)たぶん私のたくましい想像では 若い頃沢山の女性と付き合って そんな遊び人にいいかげん女性たちはみんな去って 今はタバコとお酒と近所の犬たちが人生の友?なんて想像は勝手。それでも小粋。・・・イタリアン。イタリア人はサービス旺盛。知らない道は知ったかしないで欲しいけど。道聞いても ドイツ人は知ってても面倒だと知らないって言っちゃう国民性らしく、 イタリア人は知らないくても教えてくれちゃう。おかげでフィレンツェでホテルまで15分の所を1時間もかかってしまった。でもイタリアンの方が私好み。

 こんな車がたくさん走ってて 。 日本では昭和30〜40年で姿を消したかもしれない。イタリア人は古いものを大事にしてる。 ハイテクがない方が簡単に治せて今も大事に使ってるんだ。城壁の町にはとてもお似合い。キュート!直ぐに捨てちゃう日本やアメリカはもうじきゴミに埋まるかも。

帰国の朝ルッカの城壁の外に出ると沼のような上には霧が立ちこめていまた。 この時期この地方に霧はめずらしくないそうですけど とても幻想的でした。帰国の朝ルッカの城壁の外に出ると沼のような上には霧が立ちこめていました。

この時期この地方に霧はめずらしくないそうですけど とても幻想的でした。 またいつか今度は4月か11月頃汽車でまた違うトスカーナに出会ってみたい。

Ciao ! トスカナ