昨年9月にコムソモリスクナ・アムーレ市立アート美術館で行ったビーズ織り展の作品をリューバ館長自ら横浜まで運んでくださるとのことで 成田空港へ迎えに行きました。
到着ロビーでお待ちしているまさにその時にあの地震(成田は震度5強だったらしく)は起こり、空港ロビーはとんでもない騒ぎになりました。まだ余震が続く15分後ぐらいに彼女に逢えて無事を確かめ合いました。初めて日本へ降りっ立ったその日だったのに。リムジンバスも電車もタクシーも何も動きませんでした。見える範囲のホテルに行きましたがロビーにも人はあふれ、泊まれる部屋はありませんでした。
覚悟を決めて水と寝袋をもらって、二人で帰宅難民?になったのでした。翌日もバスは動きませんでしたから やっと昼ごろ動いたJRに乗って、夫の新幹線は動いているとの情報でチケットを買う長蛇の列に並らび 何とか夕方3時過ぎに家にたどり着いたのでした。テレビを付けてあまりに悲惨な津波の跡に泣きました。
娘は停電になった家で4〜5時間過ごしたそうで 夫は途中から1時間歩いて家にたどり着き、千葉で暮らす息子は7時間歩いて帰宅したそうです。被災された方々に比べたらどうってこともないですが、いろんな人にとってすごく長い1日になってしまいました。こんな日に来日したリューバさんもとてもお気の毒で、翌日も電車は動いていなくて 家の近くの街を案内するだけでした。